2016年10月21日金曜日

秋の気配

秋は夕暮れ 夕日のさして山の端いと近うなりたるに 烏の寝どころへ行くとて・・・

いやいや、タイヤキストの私としては、秋は鯛焼きです(ギターを弾くのはギタリスト、科学を極めるのはサイエンティスト、鯛焼きを掘り下げるのがタイヤキスト)

鯛焼きは一年中売ってはいますが、私がおすすめしたい最高においしい鯛焼き「一丁焼 このは」は10月から5月の期間限定営業なんですよ。
本当に焼き立ての物を提供したいという店主さんのこだわりで、売れ行きのテンポがつかめない春夏は休業しちゃうんです。店は構えず軽トラの移動販売。
そもそも鯛焼きにも天然物と養殖があるのはご存知でしょうか?デパ地下などの鯛焼き型をパタンと閉じて一度に何枚も焼くのは、養殖。一枚一枚ハサミと呼ばれる鉄製の型で直火で焼くのが一丁焼きすなわち天然物です。パリパリの薄皮にこだわりの手作り餡。味と香りと見た目で楽しめます。

注意したいのは、天然は美味しい、養殖はダメということでもないことです。例えば鯛焼き御三家などグルメ情報の口コミで話題になっているのは天然ですね。確かに麻布十番の浪花家は揺るぎない美味しさを楽しめますが、他の2軒はどうかな~、評判にあぐらをかいていないかな~。養殖だけど恵比寿のひいらぎの方が上かな~。接客態度の含めれば、やはり養殖だけど横須賀中央の鯛幸も捨てがたい。東京駅の大丸にある鉄次はフルオートメーションで機械から円形の鯛焼きがポコンポコンと出てくるけど、下手な天然物よりは美味しいし楽しい。
こうして、あちこち鯛焼き探求をした中で、私は「このは」の美味しさを皆様に知っていただきたい!湘南地区にお住まいの皆さま、本当の鯛焼きはここにあります。

http://www.taiyakikonoha.com/


というわけで、今日のお薦めはオフ・コースで「秋の気配」
目と口と鼻の秋は鯛焼きから、耳からの秋は6弦開放のEmaj7からのイントロでどうぞ。


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