2013年7月16日火曜日

うま兄貴の「回る~回る~よ、お寿司は回る♪」~一人酒編


うま兄貴の「回る~回る~よ、お寿司は回る♪」~一人酒編



   うま兄貴です。

 サービス終了後、汗を流すために銭湯へ。その後、酔いの勢いで(風呂前・風呂後にガソリン=お酒補給)、寿司屋に行きました・・・・。

 

 もちろん「回る」お寿司屋さんです。


 回るお寿司を見ながら飲む酒は、一緒に頭も「ぐるぐる」回り始め、気がつけば日本酒をお代わり。


 最近たまに行く回転寿司屋は「3貫盛り」と言って、一つのお皿に別ネタ三種が一貫ずつと言う素敵なお皿が豊富で、大酒飲み・少食のうま兄貴は、重宝しております。

 
 「鰻・はも・旬あじ」三貫盛り一枚で、酒一合・・・・。ガリは食べ放題の、無料な「肴」。


 写真は、鰻と言うことで、鰻大好きだが、一年に2回くらいしか食せない私の、せめてもの「写真で満足~サービスショット~」。

 東京「野田岩」のうな重です。もうすぐ、土用の丑の日ですね~。


 さてさて、一人回転寿司で、寿司と回るのと平行し、うま兄貴の酔いも「回り」始めた頃。


            最近の若者は~


 と思ってしまう、昨今。

 その一つに「寿司の注文を、職人さんに、臆することなく、子供も若者も、注文できる」事です。


 目の前の子供が

  「おじさん!トロ、さび抜きで!!」

 なんて、「粋(イキ)?」に注文する姿を目の前にしたり、学生さんが「お願いします」もつけず、「ウニとイクラ!」など鼻であしらうように職人さんに注文する姿は、申し訳ないが「いかがなもんかね~」と思ってしまう。
 
 


 私が子供の頃、寿司はおろか、たまに行く料理屋さんで、自分の食べたい物を「見ず知らずの大人である、店員さん」に伝えることは、とても恥ずかしく、難しいことであった。
 今でこそ「外食」は、当たり前であるが、うま兄貴の子供の頃は「外食」をすることなど、ほとんどありませんでした。


 そんな幼少の頃、生まれて初めて「カウンターの寿司屋」デビューを果たすことになった思い出。

 家族・親戚とともに、「銀座」の「カウンターの寿司屋」に行くことになった我々兄弟は、「興奮」とともに「不安」でもあった。
 うま兄貴は「もしや、一家心中前の最後の贅沢」など、ドラマ仕立てに、本気で心配しました。

 今までこの方うま兄貴家族は、寿司は「出前で食べる物」と思っていた。そんな我々にとって、その「カウンター寿司デビュー」は、母親の前日からの「教育」に始まった。

 

 「自分の食べたい物を、お寿司屋さんに一つづつ、自分で注文するのよ!」

 「必ず、○○をお願いします、と、『お願いします』を最後につけるのよ!!!」
 「赤い色のお寿司は、一人3つまでよ!!!」

 

 こんな感じでしたもんで、幼い私には「不安」が強い「デビュー」となったのでありました。



 いまでこそ「ずーずーしく、店員さんどころか、誰にでも話しかけてしまう」うま兄貴も、幼少の頃は「恥ずかしがり」であり、結果、母親に全部注文してもらう始末。

 覚えているのは「イクラ」(「赤い色のお寿司」)がとても美味しかった事と、「大人の世界」へ足を踏み入れた、当時の銀座の「ギラギラ感」です。


 それとともに、強烈な思い出が。


 それは、お寿司を皆で堪能中の出来事。

 うま兄貴は、どうしてもトイレに行きたくなったのであります。母親にトイレに行きたいと伝えると「寿司はお母さんが頼んであげるけれど、トイレの場所くらいは、自分で聞きなさい!男の子なんだから!!!」と、目の前の「寿司」に必死な母親から言われてしまう。


 恥ずかしい。しかし、生理現象には適いません。

 幼年うま兄貴の勇敢なる冒険。


 勇気を振り絞り・・・・・、振り絞り・・・・・


 「すいません~。あの・・・・、『おしっこ・・・・』」




 すると、ミラクルが。




 職人さんが「へい!お待ち!おしんこ巻き!


 そう。うま兄貴の下(もと)に、黄色く輝く「おしんこ巻き」が来たのでありました。

 
 おしっこ・・・・・・・・・「おしんこ!」


 カウンター一同、大爆笑!



 うま兄貴「天然時代の夜明け」です。

 この黎明期を終焉させ、うま兄貴の人生はしばらく「天然ぶり」を発揮することになります。


 
 後日談。


 20代後半の羽振りの良かったうま兄貴。

 カウンター寿司屋に行き、最後に「お勘定(かんじょう)!」と言った際、「かんぴょう巻き」が出てくる、ミラクルも起こしました。

 かんじょう・・・・・かんぴょう・・・・。


      ~完~









1 件のコメント:

  1. 私たちの幼き時代で私たちの地方では、都会と違って外食先もあまりなかったような気がします。
    たまに行く外食ではしゃいで食べすぎては夜中にお腹を壊す。。。とほほな自分を思いだしますた。。。

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