2016年11月30日水曜日

神田川

気の利いたダジャレを聞きました。

きずく幸せ、きづく幸せ。

現代の共通語の発音では同じだが、漢字を当てれば

築く幸せ、気付く幸せ。

幸せを築くというのは、お金があれば幸せになれるとか、欲しいものを手に入れれば幸せになれる、競争に勝てば幸せになれる・・・などいつか来る幸せの為、財などを築く方法。
対して気付く幸せは、しょいこんだ荷物やしがらみなどをそぎ落としていく。過去の後悔、将来の不安、さらには夢や希望すら考えず、今まさに幸せであることに気付く方法。
価値観はそれぞれなので、どちらが良いとか悪いとかということではありません。みなさんはどちら?

私は今、左手を怪我してほとんど使えない状態です。もちろん、酔っ払って転んだのは言うまでもありません(爆笑)。
よく左手を怪我してる人を見ると「右手じゃなくて良かったね」と言いがちですが、とんでもない!右手が使えるのは左手のおかげだったと気付きました。左手君ありがとうホメラレモセズクニモサレズサウイフモノニワタシハナリタイ
何しろ重いものが持てない、雑巾が絞れない、液体洗剤のキャップも牛乳パックも開けられない、洗濯物をパリッと干せない・・・ヘルパーとして使い物にならないけれど皆様にご協力いただいて毎日過ごしています。

ただ、できない中で何ができるかという気付きも楽しんでいます。
パンが捏ねられない・・・調べたらフランスパンの一種にリュスティックというのがあったので作ってみる。捏ねずに室温発酵させたあと、さらに冷蔵庫で低温長時間発酵させます。



気泡の大きな素朴なパンができました。ただ時間がかかりすぎるので、こういう機会でもないと作らないよね。

ギターが弾けない・・・驚くなかれ、ギターを打楽器に使うスラム奏法を教えてもらいました。左手は一本指でもパーカス入りの曲が弾けるわけです。

パソコンの入力が遅い・・・キーボードの左手の薬指と小指が担うのはSとA。日本語のローマ字入力の頻度分析を見ると、Aは12%超、Sは5%超。「~しました」はAとSが無ければ1文字も打てない。ただ時間がかかる分、打ち直しのロスを無くすため注意深くなります。それほど悪い話でもないかも。

車のギアチェンジが遅い・・・痛みのひどいときは右手でやっていました。違法では無いが危険には変わりない。怖くてスピードは出せない。時間に余裕を持つようになる。注意深く行動する。周りの状況を慎重に確認する。いつも以上に安全です。よしよし。

ここでまた、あることに気付き愕然とする。

時間に余裕を持つ、注意深く、慎重に行動する。これは手を怪我しているから出来ることでなく、いつでもできるし、常にするべきことだった!自過失は自分で防げることだった。


今日のお薦めは、南こうせつとかぐや姫で「神田川」

お風呂屋さんのアカスリに通ってます。左手が使えないと右腕から背中が洗えないからね。とは言っても毎日家でお風呂に入れるだけでも本当に幸せだと気付きます。風呂上がりのビールは格別だしね。・・・ってオイオイ!まだ呑むんかいっ!!!



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