2018年3月3日土曜日

2月の一句

お題「梅と電車」で一句 (19票中7票を獲得)
貨物発つ梅が香はるか北国へ
(かもつたつ うめがかはるか きたぐにへ)
梅が香:梅の花のにおい[季]春

南から桜が開花していくように季節も南から北へ変わっていく。
北国へ春を届けるために今日、梅を乗せた貨物が北国へ発って行った。

選ばれたのは、この一句でした。
正直発想を飛ばすところまではいかなかったのですが分かりやすさで選ばれたのかな?といった感じです。


お題「節分」で一句 (2票)
鬼さんも嬉し福豆あげたくて
(おにさんも うれしふくまめ あげたくて)

福豆:節分にまく,煎(い)った豆。
豆撒きのあと自分の年齢の数だけ食べる風習[季]冬


☆想い(作者意図)
幼稚園で豆まきをやっているとき一人の子供が「鬼さんは悪いことしてないのに、どうして豆を投げられているの?かわいそう」
福豆をもらった鬼さんも喜んでくれるとおもい自分の持っている福豆をあげた一句

この一句に関しては発想は良かったのですが終始説明的でした。
◯手直し。
鬼さんも福豆二つ三つ笑う(おにさんも ふくまめふたつ みつわらう)
こうすると映像から鬼の動作を想像できるところまで行ったかも。


お題「ラーメン屋台」で一句(4票)
灯り付く屋台に白き息わらう 
(あかりつく やたいにしろき いきわらう)

白息:冬の朝、気温が低くなる時間帯になると、吐く息に含まれる水蒸気が冷やされて、白く見えること。[季]冬

☆想い(作者意図)
灯りが付いて屋台が始まった。早速お客さんが入ってくる。
大将とは顔見知りで会話も弾む。
外は寒いのに屋台の中は暖かい。自然と笑顔になった。

◯手直し。
灯り付く屋台に白き息弾む(あかりつく やたいにしろき いきはずむ)
会話が弾んでいるので読者は笑顔まで想像できるかもしれません。


お題「春風と女性」で一句(6票)
ブーケトス春風の元少女A
(ぶーけとす はるかぜのもと しょうじょえい) 


春風:春に吹く風をいう。草花やこの芽を育み、鳥のさえずるを誘う、暖かく穏やかな風である。[季]春

☆想い(作者意図)
結婚式のメインイベント花嫁がブーケを投げる。
花嫁は少女Aと呼ばれていたが過去を乗り越え幸せを手に入れた。
春風が祝福する中、式は続いていく。


2月中に詠んだ他の一句一覧になります。

勝手に一句(※印は投稿した句)
地平線まぶしスノボの急勾配(ちへいせん まぶしすのぼの きゅうこうばい)スノボ:[季]冬(スキーが冬の季語)

※薇や足跡咲ける獣道(ぜんまいや あしあとさける けものみち)
薇:[季]春

※もたれあう二人を春の潮寄せて(もたれあう ふたりをはるの しおよせて)
春の潮:[季]春

※バット振る春暁のグラウンド(ばっとふる はるあかつきの ぐらうんど)
春暁:[季]春

※手を合わす墓前に母の花咲う(てをあわす ぼぜんにははの はなわらう)
花:[季]春

※折り紙の女雛下校の手のひらに (おりがみの めびなげこうの てのひらに)
女雛:[季]春

朝の霧晴れて艶やか石畳み(あさのきり はれてつややか いしだたみ)
朝の霧:[季]春


3月になって花粉が飛び始めました。私も外に出ると急にくしゃみが・・・
3月のプレバトは5回放送があるので4つに絞ってからアンケと取ることになるかもしれません。
それではまた(=゚ω゚)ノ

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