2018年6月16日土曜日

5月の一句

お題「新緑の高尾山」で一句(13票中7票獲得)
初夏の風ため息ひとつ山頂に
(しょかのかぜ ためいきひとつ さんちょうに)

初夏:陽暦なら五月、陰暦なら卯月のころを指す。空はからりと晴れ渡り、暑さもまだそれほど強くはない。まことにすがすがしい気候のころで、大型連休を利用して行楽客が山や海へ繰り出す。[季]夏

☆想い(作者意図)
登山に行って山頂に到着すると達成感みたいなものを味わうことができるが自分は何も沸いてこなかった。若い頃とは比べて気力体力が無くなってしまったことを実感してしまった一句。

5月は5句詠んだのですが納得できる句だけに絞ってアンケをしました。
自分が感じたままを言葉にとおもっているのですが、なかなか上手くいかない。
まだまだスランプは続きそうです。

選ばれなかった句はこちらです。

お題「学校のこいのぼり」で一句(13票中3票獲得)
鯉幟ぼくのわたしの先生の
(こいのぼり ぼくのわたしの せんせいの)

鯉幟:端午の節句に男の子の出世と健康を願って立てる。江戸時代から のならわし。明治時代の末頃までは紙製であったが、今はほとん ど布製である。[季]夏

☆想い(作者意図)
GWが始まると家々のベランダに鯉幟が下がっているのを見かけるようになったが、風になびいている様子は無く寂しそうだった。
学校のグラウンドに広がって勢いよく泳いでいる姿を見ながら、自分が持ってきた鯉幟を指さしている光景を詠んだ一句


お題「公園の自転車」で一句(13票中5票獲得)
ママチャリのおむつとパッド木下闇
(ままちゃりの おむつとぱっど こしたやみ)

木下闇:鬱蒼と茂る木立の下の暗がりのこと。昼でも暗く涼しい。夏の強い日差しのもとでは闇のようである。[季]夏

☆想い(作者意図)
介護をしている人の目線で詠んだ。
自転車のカゴにある、おむつとパッドを見ながら、この先どうなってしまうんだろうという不安な気持ちを詠んだ一句


5月中に詠んだ一句がこちらになります。
勝手に一句(※は投稿した一句)
※交差するOneForAll虹の街(こうさする わんふぉーおーる にじのまち)
虹:[季]夏

※野良の声バナナの皮に滑りけり(のらのこえ ばななのかわに すべりけり)
バナナ:[季]夏

※独房の畳の隙間蟻の列(どくぼうの たたみのすきま ありのれつ)
蟻:[季]夏

雨風の暗し若葉の並木道(あめかぜの くらしわかばの なみきみち)
若葉:[季]夏

帰す父は余命半年更衣(きすちちは よめいはちねん ころもがえ)
更衣:[季]夏


梅雨入りしました。しばらくジメジメとした陽気が続き雨に関するお題が多くなりそうです。
6月7日(木)のお題が「梅雨の駅」
6月14日(木)のお題が「雨の路面」
6月21日(木)のお題は」あじさいとバス停」

それではまた(=゚ω゚)ノ

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