2012年6月30日土曜日

映画:季節、めぐり それぞれの居場所


こんにちは。黒助です。

一昨日の定休日に映画を見てきました。「季節、めぐり それぞれの居場所」という映画で、さまざまな介護福祉の場所を取材したドキュメンタリーです。埼玉の老舗施設、千葉の立ち上がったばかりの若い宅老所、青森のデイサービス施設、岩手の特養、宮城で地震被災後にはじめられた寄り合いサロン。

とにかく、映画として、とてもすてきです。スクリーンに登場する人々のそばに、見ている自分がいるような感覚。ときどき、カメラマンらしきひとの、低い「うん、うん」という声が聞こえてきたりするんですけれど、それさえも、そのカメラマンって自分?となりにいる人?みたいな。

わたし自身、介護福祉の世界に身をおいてまだ1年足らず。うまく仕事をこなせるようになった自分を感じながらも、介護ってなに?福祉って何?と自問することたびたびです。

先日、NHKのプロフェッショナルで認知症介護にとりくむ介護福祉士が紹介されましたが、それを見ているとちょっと距離感感じてしまって、自分にとって介護って違うかも…なんて思ってしまったりしましたが、この映画を見ると、介護をしている人たちの複雑な思い、苦しみ、楽しみ?ひかり?みたいないろんなものがないまぜになったぐっちゃんぐっちゃんな感じが、すーっと染み込んでくるようです。

神奈川ではあと1週間上映しているようです。見たら、きっとおつりがどっさりくるような映画です。

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