2017年7月10日月曜日

6月の一句

お題「雨の銀座」で一句
寄り添うて 傘とづ君と 梅雨の星
(よりそうて かさとづきみと つゆのほし) 

梅雨星:梅雨の晴れ間に見える星。雲間に少し見えることもあれば、梅雨晴の夕空に輝くこともある。 [季] 夏

☆想い
相合い傘をしていたが雨が止んだので傘を閉じた。
雨あがりの空を見上げると星が輝いている。二人の距離がより縮まった。


◯他の一句はこちらになります。

◯「雨のフロントガラス」で一句
じめじめの 洗われ午後を 包む虹
(じめじめの あらわれごごを つつむにじ)

虹:雨の後、太陽と反対側の空に現れるアーチ状の七色の帯。夏の季語とされているのは夕立の後あらわれることが多いためである。 [季] 夏

☆想い
じめじめとした空気を洗うかのように雨が降り、澄んだ空気に包まれた午後。
いつもより虹が輝いているように見えた。


◯「鎌倉の紫陽花」で一句
気づかずと 気づきし晴れの 紫陽花を
(きづかずと きづきしはれの あじさいを)

紫陽花:日本の梅雨を代表する花。花びらのような四枚の萼の中心に粒状の花をつけ、これが集まって毬を形づくる。ピンク、白、青紫と花種も多く、また色が変わるので「七変化」ともよばれる。庭木や鉢植えとして栽培される。 [季] 夏

☆想い
晴れの日の紫陽花を見た事が無い。見たことはあるが「見た」という記憶が残っていない事に目の前の紫陽花を見て今気付いた。


◯「学校の傘立て」で一句
放課後の 君がつないで 梅雨駆ける
(ほうかごの きみがつないで つゆかける)

梅雨:六月ごろ、ひと月にわたって降りつづく長雨。さみだれのこと。ちょうど梅の実の熟れるころなので梅雨ともいう。梅雨の季節をさすこともある。[季] 夏

☆想い
放課後の昇降口。外は雨。相合い傘をして帰ろうとおもったが君は僕の手を取って走りだした。梅雨の暖かい雨を感じながら手を繋いで走る。なぜか楽しかった。


今回は一句を詠んだ想い(説明)を入れてみました。
皆さんはどんなふうに感じるのでしょう・・・

6月29日に俳句名人、特待生よりタイトル戦(炎帝戦)がありました。
この一句は7月分に回してアンケを取ろうとおもっています。

7月に入り暑くなってきて、お題も「海」が多くなりそうです。
それではまた(=゚ω゚)ノ

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